土はいつ出来たんですか?
「モシモシ、土はいつ出来たんですか?」
子供電話相談室の時間、カーラジオからこんな質問が聞こえてきました。
子供ってつまらん質問するもんだ、そう思いながら聞いていたら、回答もほどほどのものでした。でも、少し引っかかるものがありました。
土はいつ出来た? ふと、頭に浮かんだのが、もう随分昔になりますが、アポロ何号かが月へ着陸した時のテレビ映像です。あの時映し出されたのは、岩と砂、砂漠の光景でした。火星も似たようなものだろうと思っています。ん? 地球も火星も月も、同じように生まれたのではなかったかな。40億年位前の炭酸ガスで覆われた灼熱の地球は、火星や月と同じ、岩と砂、それに水だけの星ではなかったのかな。最初は土などなかった……。
藻類から始まって、植物、微生物、動物が生まれて繁栄して滅び、何億年にわたって営々と積み重ねられてきたその集積が土だった。
テレビで、虹ノ松原が消える、という番組がありました。佐賀県の名勝、虹ノ松原の陸地側の松が広葉樹に覆われて松がなくなる。その最初の原因を作ったのが松自身だというのです。毎年落葉する松の葉がたまって、砂が富栄養化し、土になったのです。そこへ広葉樹が入り込み繁ってきた。昔は地域の人たちが松の落ち葉をかき集めて燃料に使っていた。だから松葉はたまらなかったのですが、今は誰も松葉かきする人がいなくなった。
明治神宮は落ち葉一枚たりとも持ち出させず、林を守っているそうですが、自然と人間との付き合い方は様々です。
そんなことで我が家の畑の土を見てみました。初めて畑に鍬を入れた時は、何回鍬をふるってもモロモロした塊だったのですが、今では細かい粒子のいい色の土になっていました。
それにしても、今の子供は偉い!
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